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大砂嵐というイスラム教力士 [雑談]

大砂嵐はイスラム教徒として初の相撲力士である。出身はエジプトの外国人力士。

イスラム教徒が大相撲力士になる場合、主な課題は豚肉を食べられない(食のタブー)ことや1日5回の礼拝(サラート)、そしてなんといってもラマダーンにおける日中断食であろう。

実際大砂嵐は2012年の7月場所中にラマダーンを迎えたが、日没後に豚肉抜きのちゃんこ鍋を食べるなどの工夫で乗り切り、勝ち越した。その後も場所中に迎えても強靭な精神力で乗り切っているのである。

すごい力士だ。

イスラム教徒というだけでも注目を集める存在だが、相撲も本当に強い。

1992年2月生まれ(まだ22歳)の若さだが、すでに東前頭11枚目(2014年3月場所)で勝ち越している。

十両を2場所で通過し、翌11月場所で新入幕(西前頭15枚目)。

エジプトからの新入幕は初めてで、初土俵から10場所での新入幕は1958年以降のスピード2位(外国出身力士としては単独1位)とのこと。

今年の春場所では遠藤との一番で場の空気を一変させるような相撲を取った。
相撲界の将来を担う2人の試合なので注目度は高かったのだが、大接戦の末、ぎりぎりで遠藤に軍配が上がったのだが、その見事な一番に大関や横綱の器を感じた方も多かったのではなかろうか。

今年の夏場所(5月11日初日、両国国技館)から「金太郎」の化粧まわしを締めて土俵入りすることが決まっているらしい。

遠藤とともに、これから注目していきたい力士である。




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